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◆人手不足時代を乗り切るには
人手不足が続いています。
総務省が11月30日に発表した10月の労働力調査によると、
完全失業率(季節調整値)は2.4%と
前月比0.1ポイント上昇しましたが、
25年ぶりの低水準で推移しており
求職者有利な状況が続いていることがうかがえます。
この売り手市場を乗り切るにはどうしたらよいでしょう。
◆離職理由は何か
内閣府が行った若者の離職理由調査では
①仕事が自分に合わなかった
②人間関係がよくなかった
③労働時間、休日、休暇の条件が良くなかった
④賃金がよくなかった
が上から順に並んでいます。
意外にも労働条件はトップではありません。
労働条件面以外で改善できる余地があることがうかがえます。
◆労働条件面以外での対策は
①の仕事が自分に合わなかった、では
・必要能力水準を満たしていなかった
・イメージしていた職務内容と違う
・従事した職務が募集内容と違った
などが離職理由としてあげられています。
採用する側の心構えとしては
面接時点で従事する業種、職種に対する理解を深めてもらう。
面接で応募者の人柄やキャリアプランを聞く。
面接以外に適性検査、能力検査を導入する。
経験者にこだわらず、未経験者でも
志望動機や強みを考慮してみるとよいでしょう。
②の人間関係がよくなかった、では
・職場で話しかけづらい
・上司と話をする機会がない
・上司の指示がうまく伝わってこない
などがあがっています。
職場内の普段からコミュニケーションを良好に保ち
風通しの良い環境を作る。
社内のコミュニケーションがとりやすい機会を提供し、
コミュニケーションの量が増えるよう仕組むことなどが必要でしょう。
◆世代ごとの違いを理解することが大事
世代間の違いということも考慮が必要です。
コミュニケーションをとりたいと思ったときも
自分世代の常識だけではなく、話す相手の背景に
興味を持って交流することが、社内調和につながるでしょう。
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